新日本 EVIL 西武ドーム 暗闇王の悪夢で染めるのか!?
再びのEVIL with ディック東郷
EVILは、もう二度とIWGPヘビー級戦線に戻ってくることはないと思っていましたが、思わぬところからチャンスをもぎ取ります。
当日まで、東京ドームのメインが確定しなかった前代未聞の7.25大会。
棚橋弘至が文字通り、逸材振りと胸に響く闘いを見せ、チャンピオン・鷹木信悟に挑んだIWGP世界ヘビー級タイトルマッチ。
鷹木信悟が、必殺のラスト・オブ・ザ・ドラゴンで防衛し、ドームを得意のハツラツマイクで締めると思われた矢先、場内が暗転。
オカダ、棚橋と続いたIWGP世界戦
— 鷹木 信悟(TAKAGI SHINGO) (@Takagi__Shingo) 2021年7月27日
次はEVlLか...覇者で王者の三冠王?
そんな事、誰も覚えてねぇよ💢#東スポ#njpw#IWGP世界ヘビー級選手権
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その後、突然現れる、アンダーテイカーマジックを繰り出し、鷹木をKOし足蹴にする!
そして、怒りのドラゴンに紅蓮の炎を焚きつけて、9.5 メットライフドーム(西武ドーム)でのタイトルマッチを認めさせる。
リング外でも暗闇王・EVILでいる覚悟
今となっては、EVILが去年の春先まで、ロスインゴ・ベルナブレス・デ・ハポンにいたことが信じられないくらいです。
ディック東郷をパレハとして、新日本に参戦させて、二人がかりで当時の二冠王者・内藤哲也からまさかまさかの王座奪取!
数多いる実力者でも到底、辿り着けないIWGPの最高峰の強奪に成功します。
日本人ヒールであり、ギミックレスラーとしての、オンリーワンの存在感を示します。
その後は、IWGPは奪われるも、東郷と二人三脚で、乱入、スポイラーズ・チョーカー、二人での攻撃とやりたい放題やって、観客からSNSからヒートを呼び続けます。
しかし、矢野通との暗闇頭巾マッチ(笑)で、KOPWにいったあたりから、話題はつくるも、もうシングルでの浮上はないだろうな考えていました。
しかし、およそ7年ぶりのメットライフドーム2連戦のオオトリを飾ります。
おそらく勝っても負けても、大ヒンシュクものの、乱入、凶器のオンパレードとなるでしょう。
それでも、EVIL道を突き進む、EVILにある種の清々しさも感じる時があります。
EVILは、風貌からして、リング外でもイービルであり、人目に出れば、渡辺高章に戻ることはないような気がします。
決して、マイクアピールが上手い訳でなく、決まり文句と言えば、そうあのフレーズ。
”〇〇、顔じゃねぇんだよ!” が浮かびます。
ならば、このやり方で、大ヒールを極めてもらいたい。
メットライフドームで、鷹木信悟対EVILで、感染対策上限迄の観客を動員し、更に王者になれば、暗闇王・EVILの暗黒世界の勝利。
他の選手が魅せる新日本プロレスとは違う、EVILの世界観の完成形となるでしょう。
内藤哲也や飯伏幸太らのS57対決とも違う、オカダカズチカや棚橋弘至との試合とも違う、鷹木信悟との激烈な試合を見せるのか。
それとも、観客やファンに、暗闇の悪夢、サマータイムブルース(憂鬱)を植え付けるのか、注目です。