真日本プロレス 第3回 感想 アントニオ猪木 異種格闘技戦を語る
異種格闘技戦の始まり
今回、神田伯山より、番組は初めから全7回で終了という事実が告げられます。
公には告知していなかったらしく(笑)軽い驚きがあります。
でも、好評だったら、続・真日本プロレスのような形で再開しそうな番組です(笑)
1951年10月28日の力道山デビューから、2021年で日本プロレス70周年。
その愛弟子の一人、燃える闘魂・アントニオ猪木はプロレスは最強である。
プロレスに市民権を得るために、レスラー以外の一流格闘家と闘う、異種格闘技戦を開催。
柔道王・ウイリエム・ルスカ戦から幕が開き、戦慄のバックドロップ3連発で猪木が激勝。
そして、日本のから、世界のアントニオ猪木となった、世紀の一戦。
アントニオ猪木対モハメド・アリの一戦は、がんじがらめのルールの中、勝つための最善策をとりますが、世間や新聞各紙からも”世紀の凡戦”と言われてしまう。
今では、総合格闘技のルーツとも言われるように、180度評価が変わっていますが、当時は相当に、猪木も落胆したようです。
異種格闘技戦がシリーズ化したのは何故か?
結局、アリ戦を実現させるために、10億もの借金を背負ってしまいます。
しかし、テレ朝がその借金を肩代わりする代わりに、異種格闘技戦をシリーズ化するように厳命したようです。
歴代のワールドプロレスリングの視聴率の1位がアリ戦・38.8%!!
2位がルスカ戦の34.6%(いずれも1976年)だけに、テレビ朝日も異種格闘技戦なら視聴率的にいけると踏んだのでしょう。
しかし、38.8%って、近年の紅白歌合戦並みの数字であり物凄い。
目立ちたがり屋のドン荒川がいつも以上にテレビに映りたがるのも分かる(笑)
そして、1977年の、アントニオ猪木対ザ・モンスターマン戦。
試合内容が立ち技主体からスープレックスも出たりとスピーディーに展開されたので異種格闘技戦史上、至高の名勝負とも言われています。
この回で、アントニオ猪木の凄さ、閃き、強さを改めて再確認できたような気がします。
その他、真のプロレス人に訊けでは、新日本レフェリー兼バスドライバーのマーティ浅見が登場。
カウント2.9のレフリングの妙を見せてくれます。
マーティーは特に思い出深い試合として、浅見の高校の後輩である、丸藤直道が東京ドームで闘ったタイガーマスク戦(2010年)を挙げます(丸藤がタイガーフロウジョンで勝利)
神田伯山と清野アナのやり取りがテンポ良く進み、嫌みがなく、プロレスファンは勿論、一般ファンが見ても楽しめるんじゃないかなぁと思います。
セットはとてもシンプルでゲストも1回で1人みたいな感じなので費用対効果も高いので(笑)今度はワープロ内の出張版でなく、特別版として地上波放送を希望します。