平成プロレス30の事件簿 感想 レスラーの平成の逸話を紐解く!
平成プロレス 30の事件簿
知られざる30年の歴史を刻んだ言葉とその真相 著:瑞佐富郎
令和の現在、激動の平成プロレスについて書かれた本を振り返ります。
猪木、馬場から始まり天龍、大仁田、武藤、三沢、橋本そして中邑迄、豪華な内容。
事件というと、少し大げさな言い方になります。
しかし、ファンなら一度は聞いたことのある、大会や試合の経緯が記されており、興味深い話がとても多いです。
幾つか列挙かエピソードを列挙してみます。
最初の事件は、新日本プロレスが初開催した東京ドーム大会。
獣神ライガーのデビュー戦(赤いコスの時)やソ連軍団来日につていのいきさつを詳しく書いています。
アントニオ猪木は、メインイベントで、ショータ・チョチョシビリにまさかの敗北。
二代目タイガーマスク三沢光晴が、川田のアシストで虎の仮面を脱ぐ。
この時のテレビ放送時のグレート・カブキの慌てぶりが現場の混乱を感じさせます。
天龍のSWS参加に関して「馬場を裏切った」と週プロに散々叩かれる。
それが遠因となり、企業がプロレスに介入するのを長い間、敬遠させることになる事件も書いてあります。
30篇のエピソードを約10ページで表現
1篇がコンパクトに集約されているので、読みやすい。
プロレスラーの逸話に混じって、新日本プロレスの木谷オーナーについても書かれています。
新日本プロレスをV字回復させたブシロードの木谷会長の話も載ってます。
木谷会長自身が昔から、大のプロレスファンであり、ファンのすそ野拡大と、レスラー自身がファンにTwitterをフォローしてもらう等、選手自身の意識改革にも取り組む。
そうすることで、プロレスファン以外の層にも届くようにアプローチしたことが書いてあります。
今では、新日本のアプリの宣伝のために、煽り動画で内藤哲也と絡んだりして、楽しんでいるように見える会長(笑)
まとめ
プロレスラーの現役生活はトップ選手であれば、怪我のケアとモチベーションを保てれば、50歳を過ぎてもまだまだ継続できます。
プロレスは長く見れば見るほど面白くなるスポーツとよく言われます。
一度、平成プロレスを振り返ると事で現在のリング上が面白くなる気がします。