ワールドプロレスリング オレの激闘 ベスト5 藤波辰爾編
WWFジュニア時代・飛龍黄金期
黒いカリスマ・ホスト 蝶野正洋が引退現役選手問わずゲストを招き、新日本プロレス時代の試合を選手自ら選び、その試合を観ながら、当時の状況を交えて語り合う。
ゲストは、レジェンドであり現在も現役で闘っている超飛龍・藤波辰爾です。
実際に二人は何度も対戦したこともあり、タイトルも掛けて戦ったことのある直接の先輩・後輩であり、気心の知れた選手同士なので非常に興味深いです。
選ばれた5試合は全て、WWF認定Jrヘビー級試合(左が王者)
2:藤波辰爾 VS エル・カネック
4:藤波辰爾 VS ダイナマイト・キッド
どの試合も観たことがなかったので、とてもスピーディーで、筋骨隆々の身体で、驚きました。蝶野も同じ感想で、藤波自身も当時に戻りたいと冗談で言っています(笑)
カルロス戦では、戦慄のドラゴン・スープレックスで会場は大歓声。
しかし、ドレッシングルームにいた選手達は、初見であるのと危険すぎる技ということで凍り付いたようです。
初めて繰り出す技は、受ける方は当然ですが、繰り出す方もうまく出せるかの部分で相当のプレッシャーと思われます。
カネック戦では、藤波選手が負傷箇所である足首を引き摺っているのです。
蝶野「藤波さん、足を負傷しているようには見えませんね」
しかし、いやいや思い切り無理してるし、脚、悪いの分かるよ!と思うので、試合VTR観てんのかなと思ってしまった(笑)
3試合目を観てて、次は長州力との名勝負数え唄でしょう。
その次は、これぞ名勝負と言われる、猪木対藤波の60分フルタイムか、それとも東京ドームでの王者リックフレアーが相手のNWAタイトル戦かと思って観ていました。
しかし、最後まで、藤波が日本にジュニアの礎を築いたWWF Jr王者時代の試合で占められます。
名勝負はこれでもかとある藤波ですが、この頃は、ライバル長州も初代タイガーマスクもまだいない時代であり、新日の期待を一身に受けている藤波辰爾の全盛期。
どの試合も観応えがあり、この頃(1980年前後)は、鉄柵も無いので、フェンス攻撃も無いし、観客も選手が場外乱闘で迫ってきたら、急いで回避しないといけないので、スリルかつ選手と非常に近い距離感です。
蝶野のバラいろダンディで鍛えた(笑)質問力と、二人が同じ時代にレスラーを送っていただけに、色んな話が聞けてとても面白く興味深い内容です。
生涯現役・ネバーギブアップ!
番組の最後に、まだまだ藤波のレスラー人生を掘り下げられていないので、また来てほしい、藤波もまた呼んでほしいとお互いに口を揃えていたので、期待が高まります。