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プロレスこそものの上手なれ。

新日本を中心としたプロレスブログ。試合の迫力や選手の自己主張等、他のスポーツと違うプロレスの面白さをお伝えしていきます

内藤哲也 デスティーノ:東京ドームで飯伏に敗れる。しかし、制御不能な男は再び走り始める。

プロレス大賞2年連続MVPを獲得。史上初めて、IWGPヘビーとIWGPインターコンチネンタルに同時戴冠し二冠王にも輝く。MVPを合わせれば三冠王です。

目次

1月4日 東京ドームで二冠を失うも、俺はまたこの場所に戻ってくる!

自ら挑戦者に指名した、飯伏幸太と凄まじい激闘の末に敗北。二冠王から陥落した内藤。飯伏に場外での危険なジャーマンや雪崩式リバースフランケンを放ち。デスティーノもコリエンド式は決めるも、正調は決められず。逆に、名前負けしてない技・人でなしドライバーからラストライドを決められて、最後はカミゴエでカウントスリー。内藤自ら、二本のベルトを飯伏に差し出します。

しかし、試合後のコメントでは、俺のプロレス人生はうまくいかないなと、話しながらも、再び、この場所(ドームのメイン)に帰ってくると宣言しています!

ここで、これまでの歴史を簡潔に振り返ります。

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 大ブーイングを乗り越えて、真のトップに立つ!

新日本プロレスのプロレスラー内藤哲也ザ・プロフェッショナル 仕事の流儀でも特集があり、広島カープファンにもお馴染み(笑)今や、プロレス界を飛び出した感があります。その彼も、ロスインゴ・ベルナブレス・デ・ハポンを結成する前は、実力もあり、プロレスに対する愛情も人一倍あるにも関わらずファンから大ブーイングを浴び続けていました。その時期は、あんなに好きなプロレスが楽しくなかったそうです。

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 しかし、失意の中、メキシコでファンに迎合しないプロレスの楽しさに目覚めて、日本で制御不能な闘いを始め、ロスインゴを立ち上げて、EVIL、SANADAとパレハを増やし、ファンが見事に手のひら返し! 新日本に内藤哲也とLIJ旋風を巻き起こす。

念願だったIWGPヘビー級王者になりながら、自分がIWGPを超えてしまったと、満足せず、常に話題を提供。ファンにあれだけブーイングをくらったにも関わらず、ファンをお客様と呼び人生を大逆転させたプロレスラーです。

ここまで変貌を遂げたのは、蝶野と内藤のみ。

過去に、天山や岡田も凱旋後に大きく変貌を遂げて大活躍しています。しかし、それはヤングライオンからトップへ駆けあがる時期でした。伸びしろが天井しらずです。

しかし、内藤は既にトップ戦線で活躍して、G1も優勝していた上での大改革でした。ここまで見事に変貌を遂げた選手は、元三鷹の暴走族が選手会長をやっていた(笑)蝶野正洋が白から黒のカリスマと大変貌を遂げた以来だと私は考えます。

そして、LIJは、蝶野が率いていたnWoTeam2000が活動していた継続期間を超えたのではないか。何しろ、この5年で脱退者がEVILだけというメンバー間に強い絆もあります。新日本内でオカダカズチカと飯伏幸太を除けば、内藤は、圧倒的に前を走り続けています。

内藤哲也の夢の続きは? トランキーロ、焦んなよ!

内藤は、プロレスラーになる前に目標(夢)がありました。一つは、新日本プロレスのプロレスラーになること。二つ目は、東京ドームのメインに立つこと。三つ目が、20代でIWGPヘビーの王者になること。20代でのそれは、叶いませんでしたが寧ろ、それがよかった気がします。大きな挫折や困難を乗り越えて、今を進む彼の方が、ファンは大きく感情移入できます。

もう一つ、ドームツアーを叶えたいと発言しています。90年代のプロレスを知っている人は、新日本が、東京だけではなく、福岡や名古屋ドームでも試合をしていたことを憶えています。札幌まで一人で観に行くような少年だった内藤だからこそそれも叶えたい、いやきっと実現させるでしょう。

彼は常々、言葉に出して言わないと相手に伝わらないと言っています。だからこそ、彼のフィニッシャーがデスティーノであるように、それが内藤の運命なのでしょう。トランキーロ、目を見開いて、彼の闘いを見ていきましょう。

 最後まで、御覧いただきありがとうございました。