真日本プロレス 第4回 感想 プロレススーパースター列伝の真実!?
藤波、タイガー、長州、アントンハイセル
新日本プロレスの歴史を全7回で紐解いていく番組の4回目。
しかし、まだ1982年まで進んでおらず、現在2021年と終わりが見えません(笑)
これまでは、新日本プロレスの創始者、燃える闘魂・アントニオ猪木を中心に番組構成してきましたが、今回は別のスーパースター選手や有名な事件をフォーカス。
マッチョドラゴン・藤波辰爾が台頭し、アントニオ猪木・坂口征二・ストロング小林に次ぐ、次代のスターの出現。
1981年に勃発した新日本が全日本からアブドーラ・ザ・ブッチャーの引き抜きに端を発した引き抜き合戦。
新日本は、他にディック・マードックらも引き抜きますが、全日本は、タイガー・ジェットシン、そして何と言っても、浮沈艦 スタン・ハンセンの大活躍!
結局、実益では新日本よりも、全日本の方が得をした騒動と言われてます。
1981年は、伝説のタイガーマスクの登場し、大ブームを巻き起こす。
活躍年数は僅か2年4カ月で1983年には引退してしまいますが、これほどに有名で四次元で、不世出のレスラーもいません。
そして、1982年には、デビューからずーっと、くすぶり続けていた長州力が有名すぎる ”噛ませ犬発言”が起こり、一世を風靡する、藤波辰爾との名勝負数え唄に発展していきます。
正に、日本史、世界史を復習していかのように、新日本史を紐解いていく、神田伯山と清野アナ。
その間に、クーデターの要因にもなった、かの有名なアントンハイセル(バイオテクノロジー)問題も挟んでいきます(笑)
アントニオ猪木は、他にもサンゴの保護(生殖)、近年ではプラズマ事業等、ロマンある活動を多々、行っていますが、我々が一番、恩恵を受けているのは、タバスコ輸入ではないでしょうか。
プロレス漫画の原作者がプロレス好きじゃない!?
今回、一番、面白かったのはプロレススーパースター列伝の作画担当の原田久仁信(くにちか)先生登場(原作は梶原一騎)の、真のプロレス人に訊けです。
スーパースター列伝は、アマゾンのkindleアンリミテッドで全巻読破したのが、比較的、最近だけに内容も憶えており、非常に面白い作品です。
二人が先生から、色々な興味深い話しを聞き出します。
原作の梶原先生とは、一切、打ち合わせはなく、編集者から原稿をもらうスタイル。
作中にあるアントニオ猪木(談)は、実は猪木自身の発言ではないようです(笑)
その中でも、原田先生は実はプロレス自体は好きじゃない発言には、神田伯山と清野アナに、視聴者も度肝を抜かれます(笑)
プロレスラー自身には書いていくうちに愛着が湧いてきたようですが、プロレス自体は、見るのもキツイらしく、ビジネスライクでの執筆が判明(笑)
けど、好きなコトも仕事にしてしまうと・・・いう部分では分かる気がします。
神田伯山と清野アナは、先生から二人と猪木が書かれた生原稿をもらい、大喜び。
確かに、これはすばらしく、幻の第18巻の表紙に相当しそうなお宝です。
最真日本プロレスは、YOSHI-HASHIを特集
調理師免許を取得。
入門テストに2回落ちるも、新日本プロレスにこだわり続ける。
合格後も、ベルト戴冠に辿り着けず、苦節12年目にしてNEVER6人無差別級タッグに戴冠。
そして、2021年7月現在、石井智弘、後藤洋央紀と共にNEVER無差別級の防衛記録を更新中と、YOSHI-HASHIという花が咲き始めています。
CSだから、CMが無い分、1時間番組がそのもの1時間なので見応えあって面白い。
今回のベストシーンは、原田先生の ”プロレス好きじゃない "をチョイス。
ある意味当然の結果でしょう(笑)