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プロレスこそものの上手なれ。

新日本を中心としたプロレスブログ。試合の迫力や選手の自己主張等、他のスポーツと違うプロレスの面白さをお伝えしていきます

武藤敬司 ゴルゴ13宣言。試合を完璧に遂行!

リアルとファンタジーを使い分けるジーニアス

武藤敬司が元々の自信を取り戻しつつあります。

 

今年の2月に潮崎からGHCヘビー級王座を奪取し、メジャータイトル・グランドスラム達成。

この時は、いくら武藤でも王者になるのは難しい、潮崎はここも勝利して絶対王者の道を歩むのでは?と大勢が占めていましたが、フランケンシュタイナーで逆転。

 

初防衛戦は、ノアのホープ清宮海斗を迎えて、安パイ宣言通り盤石の防衛。

 

そして、2度目の防衛戦では、マサ斎藤のメモリーであり、忘れ形見でもあるマサ北宮を相手に、前哨戦と舌戦や話題でも注目を集めて、閃光魔術の乱れ打ちで防衛。

 

こうなると、元々、自信家ですから(笑)今後の防衛にも絶対的な安定感と自信を見せるでしょう。

 

実際、人工関節のお陰で、継続的な膝の痛みが大分、軽減し、王者として求められていいるので、今迄以上にトレーニングにも身が入り充実していると話します。

 

そんな絶好調の中で飛び出した、この発言。

「俺はゴルゴ13じゃなきゃいけねえんだよ。ゴルゴ13って歳をとらねえじゃん。そして、ゴルゴ13のように必ず仕留めるよ」

 

と挑戦者を依頼者からの標的と捉え、ゴルゴの様に完璧な任務(試合)を遂行する。

 

武藤といえば、プロレス関連以外では、麻雀しか思い浮かびません(笑)

ゴルゴ13を読んでいることに意外性を持ちつつ、マット界にはディック東郷がいる中

での "ゴルゴ " 発言は新鮮です。

www.tokyo-sports.co.jp

確かに、ゴルゴ13は40前後と思われてますが、詳細な国籍や年齢など一切不明。

 

年齢など一切関係なく「・・・」(無言)で完璧な任務をやってのける辺りは、言葉のいらないグレートムタの顔も持つ、武藤敬司に似ているかもしれません。

 

そして、次の標的(挑戦者)は、丸藤正道に決定。

天才のGHCロードが見られるか?

武藤V2の試合後、M's アライアンスの右腕である丸藤からの挑戦表明をウルフパックで返し、正真正銘が大勝負が6.6さいたまスーパーアリーナとなります。

 

武藤は丸藤に注文します。

試合が決まったからには、副社長や営業の顔は横に置いてリングに集中してほしい。

 

実際の所、今の丸藤が自信を深める武藤に勝つイメージは全く沸きません。

かつて、武藤がベイダーやビガロ、ノートンらのスーパーヘビー級を相手にしてきたしんどさを、今は武藤自身が(身体がデカイ)ベイダー側になって挑戦を受けてるような感じと話します。

 

今の武藤からすると対戦相手は全員、自分より身長も体重も軽いだけに、技をかけるにしても体重は軽いし、負担が少ないということ。

 

まして、丸藤となれば、ノアでシングルマッチをした相手の中で最も軽量級な選手。

天才、ひらめきの丸藤と予想の付かない動きと想像力で武藤に挑むと思いますが、勝利するためには、最後の最後の粘り強さも必要な気がします。

 

何しろ、丸藤がここ一番で勝った記憶があまりありません。

鈴木軍の鈴木みのるから再戦でGHCヘビーを奪い返した試合。

自身の20周年記念興行で、KENTA(当時はヒデオ・イタミ)から勝利したぐらいしかあまり覚えていません。

 

GHCヘビー級に戴冠と挑戦回数を照合したら、かなり敗戦数が多いのではないか。

 

おそらく、この試合が四団体が集結する中で、メインイベントでしょう。

それだけに、丸藤も時代をつくると言う気はないと思いますが、もう一度、GHC丸藤政権が見たい気がします。