オスプレイ 新日本制覇 強くなるためにIWGP以外必要ない
プロレス界の主役に躍り出る皇帝
オスプレイの大活躍ぶりに、毎回、鬼気迫るほどの自信と憤りやらが伝わってくるリング上、バックステージでのコメント。
今年の3月迄は飯伏が引っ張っていたのに、鷹木からオスプレイと新日本のトップが動き続けるところに激動を感じます。
1月の東京ドームでオスプレイ及びジェフ・コブ、オーカーンの全員が敗北。
ユナイテッド・エンパイアの意義が問われる。
しかし、捲土重来、ニュージャパンカップでオスプレイが帝国制覇を推し進めていく。
ニュージャパンカップ・初優勝
IWGP世界ヘビー王座 ・初戴冠
IWGP世界ヘビー王座 ・初防衛
と初物尽くしであふれているウィル・オスプレイ(笑)
試合内容は鷹木信悟との2度の試合に、飯伏とのタイトル戦も激闘凄まじく印象深い。
しかし、NJC決勝戦の試合終了後のオスプレイがビー・プレストリーに放った別離のオスカッターのインパクトはすごかった!
この話題はプロレス界の外にも波及されるぐらいの話題になった感があります。
そのインパクトは、喋りが仕事である実況や解説者がしばらく沈黙してしまう所を見ても伝わってきます。
その後、飯伏が "おいおい、ちょっと・・とプレストリーに近づこうとするところを、オーカーンとコブがすぐさま制止するあたり、試合前からこうすることは決まっていたのかもしれない。
IWGPを奪取。トップになるために、新日本ファンやマスコミらを納得させるために、鬼になる、全集中する覚悟を決めたオスプレイ。
それでも、人の心はのこっていた
しかし、映像を見るとオスプレイが ”コト” に至るまでの逡巡が垣間見て取れる。
それ以上は進むな!と制止するエンパイア勢
オスプレイはビーを一度、見つめて、間をとってからオスカッターを決めている。
そこに、同じ英国人として、苦楽を過ごしてきた恋人への慕情が見えます。
別の方法として、帰国が決まっていたプレストリーは、必然的にユナイテッド・エンパイアから抜ける訳で、遅かれ早かれ武闘派集団になることは決定している。
であれば、”ビー・プレストリーは帰国するが、これからも U・E のメンバーであることに変わりはない "
と言うこともできた筈なのにお互いにビッグ・インパクトを選択した皇帝。
あれだけ、レベルが違う、多くのレスラーはオレの真似事だと言うには、絶対的な自信に相反して、相当のプレッシャーも掛かっている筈だけに、オスプレイのトップの覚悟は相当です。
5.29 東京ドームでのIWGP世界ヘビー級タイトルマッチ。
王者 オスプレイに、オカダカズチカが挑戦するという新たなシチュエーションでの試合は延期となります。
しかし、現状では、今年というか去年から大きな結果が伴っていないオカダが、今のオスプレイに勝利するヴィジョンが全く見えません。
ドームで勝利したとはいえ、IWGP世界ヘビー級に戴冠する前だけに今となっては参考にならないでしょう。
IWGPとNEVERの新日本管理下のヘビー級のシングルベルトが米英外国人に占拠されている現実。
他団体がほぼ日本人選手のみの大和魂を競う中、インターナショナルなのは非常にいいことですが、この現状を日本人選手らはどう思うのか。
実力行使で奪われたのだから、そこに文句は言えませんが、諸外国に気を遣ったり、頭を下げるのは政治の世界だけでいい。